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小さき声のカノンという映画を見てきました。

2015年07月20日(月)

小さき声のカノンという映画を見てきました。福島とチェルノブイリでの原発事故で、多くの子どもたちが被曝しました。そして、現在でも放射線の恐怖と同居しながら、できる限り放射線の被害を無くそうと多くの母親たちが行動しています。政府は、安全線量を上げました。これは、以前の線量では多くの土地に人が住めなくなるからです。しかし、結果として多くの人たちが住んではいけない土地に住まざるを得なくなってきています。高い線量だと言って移住しようとしても、政府の安全線量以内だとなると移住に伴う補償は出ない。また、移住していた人たちが戻ってくるなら90万円を補償すると言う。これは、人の命を何とも思っていない行為のような気がします。政府が安全と言っているから、それでも戻らない人は勝手にやっているのだからと責任を被害者のせいにするのである。戻らない人たちは変わった人たち、安全といっているのに不安だという人たちは変な人たちと差別していく。そして、差別されたくないため、不安なのにそこに生活することになる。
 でも、少数ながら自分たちの子どもたちを守るために立ち上がっている人たちがいる。自分の子どもを守るために自分たちで除染する、国の高い安全基準で作られた給食を拒否する。国の言うことは信用できないという言葉や、とにかく子どもを守るためなら何でもするという母親たちの言葉がとても心に刺さります。ぜひ、再稼働をすすめようとしている人たちに見てもらいたい映画でした。

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