2023年から2024年へ、何か変化するか?
2023年12月31日(日)
2023年が終わりを迎え、2024年という新しい年になるので、ちょっと最近の政治の動きも追いながら書いてみました。
ここ最近の日本の情勢を見ると、世界の流れに逆行して日本が沈没しそうです。けれども、ここに来て様々な膿が出てきて人々が少しずつ動き出し、新しい日本に少しばかりの希望が・・。でもそれは待っているだけでは訪れませんね。
アベ政権(あるいは森政権)からの財界への奉仕とその見返りのお金、アメリカ合衆国に文句が言えない植民地的な政治、そしてこれらを隠すために、低得票率でもたくさんの議席を奪っていく小選挙区制、これらの要因で、政治に無関心となり、メディアの流す両論併記という名の与党への忖度、メディアが政権に近づくにつれて、調査報道による政権批判が消え、多くの報道が政府の広報のようになっている。これらのことが、人々の政治への諦め、活動する人たちへの冷笑やSNSでの炎上などととなり、低投票率の結果、自民党政治を助長させてきた。
果たして野党が政権を取ったあの時期は地獄だったのか。実際は、自民党が政権に戻ってから、給与は下がり続けるとともに、消費税率が上がり、社会保険料も上がって負担がドンドン増えながら、福祉はどんどんと切り下げられている。これってなに?結局誰のための政策なのかをよく見る必要がある。自民・公明・維新・国民の悪政4党がやろうとしていることを今振り返るいい情勢になっています。死人に口なしですが、アベ政権がやってきたことが、そしてそのもとで脱法的な政治手法、それを隠すために司法への介入、国会の軽視などなどが今の混沌とした政治を作り出している。しかし、今そのたがが外れて、メディアも赤旗の後追いですが、不十分ながら報道し始めている。メディアは本来、国民の側にたち、権力の監視とその批判、事実の報道(そのための調査)をすべきであり、そのために報道の自由がある。政府の言うことをそのまま流しているのは誰にでもできることです。
しかし、ここに来て行動する人たちが増えてきています。ガザでのジェノサイトに対して集まる人たち、デモ行進という自分たちの意見を表明する行動が多くなっています。インボイス反対に対しては、過去最高の署名を集めたり、保険証廃止反対の動きもどんどんと広がっています。労働者では、いくつかのストが行われました。自分たちの生活を守るために、ストライキという労働者に与えられている権利の行使をしました。他国では、ストライキにより大幅賃上げを勝ち取っています。これらの情報をもっともっと報道していくことが大切でしょう。
2024年は、2023年にあふれ出た膿を解消し、真の意味での民主主義の国として、自由の国として、そして平和を愛し、武力ではなく対話と共同によって戦争のない世界を作るために動き出す、多くの国に信頼される日本への始まりとなるといいですね。