山地帯の植物たち

カタクリ(ユリ科カタクリ属) Erythronium japonicum

カタクリ

撮影地?(確か石川県のどこかの山です)

 山野に群生する多年草で、高さは15センチくらいです。紅紫色の大きな花をつけ、葉は表面に紫色の斑紋があります。鱗茎から昔はかたくり粉をとりました。花の時期は雪解けすぐで3〜5月です。カタクリの群落を飛び回るギフチョウもまた風流ですね。葉は天ぷらなどにして食べるとおいしいらしい。

エンレイソウ(ユリ科エンレイソウ属) Trillium smallii

エンレイソウ

撮影地 石川県医王山

 山地のやや湿り気のある林内に見られる多年草で、高さは20〜40センチくらいです。大きな葉を3枚輪生し、茎の先から1本の花柄を出し、1個の花をつけます。和名は延齢草と書きます。花の時期は4〜6月です。有毒植物です。

キクザキイチゲ(キクザキイチリンソウ) (キンポウゲ科イチリンソウ属) Anemone pseudo-altaica

キクザキイチゲ

撮影地 石川県医王山

 山地の林に生える多年草で、10〜20センチくらいです。葉は3枚輪生し3出複葉で、小葉は羽状に裂けます。早春に花を咲かせ、開花時期は3〜5月です。

キヌガサソウ(ユリ科ツクバネソウ属) Paris japonica

キヌガサソウ

撮影地 白山砂防新道

 深山に生える多年草で、高さは70センチ程度です。葉は8〜10枚ほどが輪生し、ちょうど葉の状態が昔の高貴な人にさしかけた衣笠ににているためこの名前が付いています。かなり大きな花なので目立ちます。

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